シンガーソングライターの嘉門達夫(現・嘉門タツオ)氏の、1985年発売の1stアルバム「お調子者で行こう」に収録されるはずだった「一発屋ブルース」という曲。
このアルバムの発売直前にレコード倫理審査会(レコ倫)から「業界人間ベム」と「一発屋ブルース」の2曲が歌詞がよろしく無い、とクレームが入ったそうです。そのせいでアルバムが発売延期となりました。
「業界人間ベム」は歌詞を変更してOKをもらえたそうですが、「一発屋ブルース」は曲全体がアウトだと言われてお蔵入りになりました。
「一発屋ブルース」は、1985年当時の「一発屋」と呼ばれる歌手の人達を、その人のヒット曲の歌詞を使っておちょくっている歌です。(後に二発目を当てた人もいる)
♪ドドンと花火が上がる様に 一発当てました
世間は注目してくれて 人気も出てきたよ
だけど問題は第二弾 中々当たらない
前の曲を超えられない あの人は今何処へやら
「異邦人」に連れられて行っちゃった あの女性歌手
「あずさ2号」に乗ったまま帰って来ない あの二人組の兄弟
「あーあー果てしない」夢を追い続けたままのあのグループ
「帰って来いよ」と言いながら 帰って来なかったあの娘
…ちなみに、「業界人間ベム」という曲は
アニメ「妖怪人間ベム」の主題歌のパロディでTV業界の事を歌った曲ですが
♪ナオン、リーヤ、チータ 業界人間
(女、ヤる、勃つの業界用語)
の歌詞がダメだと言われて
ダメ出しにムカついたので
♪コーマン、メーナ、レーヌー 業界人間
(マ○コ、舐める、濡れるの業界用語)
と歌詞をより過激にしたら、何故かこっちでOKを貰えたそうです。
レコ倫の審査どうなってるんだ。