喜劇俳優の榎本健一氏と歌手の宮城まり子さんの歌う1954年発売のシングル曲「チンチロリン・サンバ」。
落語の「たらちね」という噺が元ネタです。
たらちねという噺は、八五郎という独り者の男が大家さんの紹介でお清という名の女性と結婚する事になるが、その嫁が恐ろしいほど言葉使いが丁寧過ぎて何を言ってんのか全く理解できなくて困惑する、という話です。
この「たらちね」の前段で、八五郎が嫁と一緒に飯を食ってる所を妄想するというシーンがあるのですが、「チンチロリン・サンバ」はその妄想シーンを歌にしています。
♪俺が茶漬けをバーリバリ
たくあん奥歯でパーリパリ
彼女のお箸はチンチロリン
おこうこ前歯でポーリポリ
ザークザクのバーリバリ
チンチロリンのボーリボリ
ザークザクのバーリバリ
チンチロリンのボーリボリ
めちゃくちゃリズムが良くって何回も聴いてしまいます。
作詞作曲は昭和の時代に数々のCMソングの作曲で活躍した三木鶏郎氏。