音楽グループのザ・フォーク・クルセダーズが1967年12月に発売したデビューシングル「帰って来たヨッパライ」。
酔っ払い運転で死んだオッさんが、天国に行って毎日酒を飲んで遊んでたら、その不真面目さにブチ切れた神様に天国を追い出されて、最後は生き返る、という内容のコミックソングです。
カセットテープを早回しした声での面白い歌がウケて大ヒットしました。
この曲のヒットを受けて「カセットテープを早回しした声で歌を作れば売れる!」と、2匹目のドジョウを狙って作られたのが
ザ・ダーツの「ケメ子の歌」(1968年2月)です。
出した時期が良かったのかこの曲もヒットしました。ちなみに同じ時期に
ザ・ジャイアンツも「ケメ子の唄」(1968年1月)をリリースしています。
さらには
松平ケメ子という人の「私がケメ子よ」(1968年3月)
滝しんじという人の「ケメ子がなんだい」(1968年4月)
ザ・イーグルスの「アングラ・カーニバル」というアルバムに収録されている「好きだったペチャ子」(1968年?月)
と、いずれもテープの早回しで歌うコミックソングという二番煎じな歌が大量にリリースされました。流石に○○の一つ覚え過ぎではありませんかね。
流行りに乗っかろうという姿勢はまあ、分かりますがねぇ。